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31.解答 b
a.正:右房室間溝(右冠状溝)を通り心下面では後室間溝を通る.
b.誤:左室の肉柱は右室よりも細かい.
c.正
d.正
e.正
32.解答 b,d
a.誤:aortic nippleは左最上肋間静脈である.
b.正:肺動脈は拡張,右室流出路は拡張しないので,心腰部は深い.
c.誤:軽では,心臓は横位をとり,反時計回転が加わり心腰部は深い.
d.正:閉塞以下の血管影が減弱し,肺野の透過性が亢進する所見.
e.誤:無脾症候群では両肺とも左形態を示す(left isomerism).
33.解答 c,d
a.誤:石灰化は広範囲で,径は細かったり不整になったりする.
b.誤:しばしば大動脈弁閉鎖不全が加わり拡大する.
c.正
d.正
e.誤:病理学的に類似するが,発症年齢や冒される血管などが異なり,各々別の診断基準がある.
34.解答 d
a.誤
b.誤
c.誤
d.正:右室機能不全のため肺血管影は減弱する.
e.誤
Ebstein奇形以外は,左右短絡により肺循環血流量が増加する.
35.解答 b,c
a.誤:中膜とくにその外側が解離しやすい.
b.正:心臓合併症による死亡を防ぐため緊急手術の適応となる.
c.正:ただしDeBakey III型の逆行性解離により上行大動脈に解離がおよぶことがある.
d.誤:上行大動脈に解離がないので,心タンポナーデにならない.
e.誤:血栓閉鎖型とは解離腔の性状の分類で,Stanford分類は解離の部位の分類である.
36.解答 b,c
a.誤:左室には常に負荷がない.
b.正:肺循環血流量の増加(容積負荷)に伴って,左房や左室が拡大する.
c.正:拡張期の容積負荷,収縮終期の残留血液量増加によって肥厚,拡大.
d.誤:左室に負荷がない.肺うっ血,肺動脈圧亢進により右室が拡大する.
e.誤:血行動態的には心房レベルの左右短絡で,ASD同様左室負荷はない.
(以上31〜36は埼玉県立循環器呼吸器病センター・叶内 哲会員)
37.解答 c,e
a.正:
b.正:その頻度はhyaline vascular typeが90%を占め、残りの10%がplasma cell type
であるが、両者の混在型も存在する。
c.誤:hyaline vascular typeがほとんどを占める(90%)。
d.正:hyaline vascular typeは均一に強く造影されるのが特徴である。
e.誤:multicentric castleman's diseaseは発熱、貧血、高γグロブリン血症などで発見
される。この組織型の多くはplasma cell typeである。hyaline vascular typeは通常、全身症状を伴わない。
38.解答 d
膠原病にみられる間質性肺炎として、UIP, BOOP, NSIP, DADがあり、細気管支病変にはFB, BO (bronchiolitis
obliterans)がある。
a.正
b.正:BOOPは、一つの病理所見を表す言葉と考えた方がよく、原因不明の場合に特発性BOOP(あるいは単にBOOP)として一つの疾患をさすが、同様の変化は薬剤性肺障害や膠原病などに伴ってみられる。
c.正
d.誤:EPは、主として好酸球の浸潤からなる肺実質の炎症を来す疾患の総称で、寄生虫、真菌、薬剤などの原因がわかっているものと原因不明のものがある。膠原病には通常伴わない。
e.正
39.解答 b,d
a.誤:A型、B型の肺がん切除後の5生率は、はぼ100%と報告されている。
b.正
c.誤:A型とAAHの鑑別は、画像上はもちろんのこと病理学的にも容易ではない。
d.正
e.誤:A型、B型は通常CTでのみ発見され、胸部単純写真で発見されることはまず無い。C型は胸部単純写真で発見可能である。
40.解答 a,e
a.正
b.誤:この疾患は、喫煙と深い関連があり、いわゆるSmoker's lungとまとめられる病態の一翼を担う。
c.誤:UIPは特発性間質性肺炎の病理所見であるが、膠原病による肺疾患、薬剤誘起性肺疾患や粉塵吸入等でも類似した所見を示すことがある。したがってUIPは特発性のものと膠原病に関連したものだけではない。
d.誤:AIPの死亡率は40〜60%で極めて予後不良である。
e.正:BOOPの高分解能CT所見は、非区域性、斑状に分布する浸潤影とスリガラス影を特徴とする。CEPと対照的に下肺野に多い。病変の弱い領域では小葉中心部に結節病変を生じることがある。
(以上37〜40は京都ルネス病院・下山恵司会員)
41.解答 a,c
a.正:HIVは主にCD4陽性細胞に感染し、その細胞数が減少することにより重篤な細胞免役障害が生じる。従って、感染患者の免役不全の程度はCD4陽性細胞数に依存し、合併肺炎の起炎菌も異なってくる。一般的には、まず通常の細菌感染、肺結核症が生じ、さらに進行してカリニ肺炎、クリプトコッカス症、最終的には非定型抗酸症を生じる。
b.誤:1992年都立駒込病院の剖検32例で、最も多いのはサイトメガロウイルス27例、次いでカリニ肺炎との記載がある。
c.正:クリプトコッカス症は多くは髄膜炎として発症する。肺炎の頻度は2〜15%であり、真菌症の中では最も多く、重要である。
d.誤:CD4陽性細胞が200/μl以上では非HIV例と同様の臨床像を呈するが、それ以下に低下した場合には乾酪性壊死と空洞形成は起こりにくくなり、また血行性の全身播種をきたしやすくなる。
e.誤:非定型抗酸菌症はHIV感染の末期に生じる。
42.解答 c,e
a.正:肺結核では、孤立性腫瘤影の周囲に散布巣(satellite lesion)が認められることが特徴とされる。
b.正:肺結核治癒過程の瘢痕を伴った収縮、線維化状態を言う。
c.誤:心臓と接するair‐space consolidationにより、心陰影が不明瞭になる状態を指す。多くは重症ウイルス性肺炎で生じる。類似の所見はアスベストーシスでも認められ、こちらのほうが有名かも?
d.正:肺結核の気道散布性病巣のうち、小さなものは1〜2mm大の小葉中心性の結節と分枝様構造を呈し、“tree in bud(芽吹いた木の枝)”と表現される。
e.誤:蜂窩肺。径2〜10mmくらいの比較的壁の厚い嚢胞構造が密に集簇した状態であり、いうまでもなく間質性肺炎の画像所見として有名である。肺結核症との関連は希薄である。
43.解答 b,e
a.示す:SwyerとJamesにより報告された症候群であり、胸部X線写真において一側肺の透過性亢進をきたす疾患である。別名はunilateral
hyperlucent lungという。
b.示さない:分画肺は単純写真上、嚢胞状あるいは腫瘤状陰影を呈する。これ以外の肺は正常であり、透過性に左右差はない。
c.示す:Poland syndromeでは、先天性に大胸筋が欠損しており、片側性の肺野の透過性亢進が認められる。
d.示す:肺動脈の低形成が一側性におこれば、病側肺の血管陰影は狭小化し、透過性が亢進する。通常このような疾患名はなく、病態を示す。疾患名としては不適切である。
e.示さない:Churg‐Strauss syndromeは血管炎症候群の中の一疾患であり、びまん性肺疾患である。
(以上41〜43は横浜市大市民総合医療センター・川本雅美会員)
44.解答 c,e
a.誤:回腸イレウスではstepladder appearance やoblique string of beads signが認められる。
b.誤:幽門狭窄では上部消化管造影でshoulder sign, double truck sign, elongated
curved pyloric canal signなどが認められる。超音波では肥厚した筋層がドーナッツサインとして認められる。
c.正:十二指腸閉鎖では胃と十二指腸球部の拡張による二つの大きな気泡がみられる。
d.誤:気腹ではルーチンの仰臥位撮影でもfootball signが決め手となる。
d.正:double bubble signは輪状膵による十二指腸の完全閉塞でも認められる。
45.解答 a,c
a.正:重複腎盂尿管では腎下極からの尿管は膀胱尿管逆流を合併することがある。
b.誤:
c.正:異所性尿管瘤は常に重複尿管を合併し上極の腎盂腎杯系に連なる。
d.誤:下大静脈後尿管は胎生期のsupracardinal veinが退縮し subcardinal veinが残存した結果、右尿管が下大静脈の背側から内側を通る奇形である。水腎症、尿路感染、結石を生じる。
e.誤:後部尿道弁では排尿性膀胱尿道造影で後部尿道の著明な拡張がみられる。
46.解答 b
a.正:神経芽細胞腫は小児領域では中枢神経系以外の固形腫瘍の中で最多。
b.誤:早期から骨、骨髄などに転移する。
c.正:新生児副腎出血は比較的速やかに吸収され石灰化するので神経芽細胞腫の石灰化と誤ることが少なくない。
d.正:
e.正:
(44〜46は山形市立病院済生館・三井英明会員)
47.解答 e
a.正:上肺野優位に比較的壁の厚い嚢胞や粒状影が認められる。
b.正:小葉中心性肺気腫は上肺野優位、汎小葉性肺気腫は下肺野優位。
c.正:上肺野優位に間質性陰影や気管支拡張が見られるが稀。
d.正:上肺野優位の粒状影(小葉中心性や胸膜下)が特徴的。
e.誤:中葉、舌区に多い。
48.解答 a,b
a.正:縦隔気腫において心臓と横隔膜間の空気により両側の横隔膜が連続して認められること。気腹との鑑別必要。
b.正:細気管支肺胞上皮癌は増大しても既存構造に対し破壊性の進展をしないため、造影CTで肺血管影を認める。
c.誤:膿胸でみられる。
d.誤:fubgus ballを形成する肺アスペルギルス腫でみられる。
e.誤:出血あるいは出血性梗塞をおこす肺アスペルギルス症、肺ムコール症、絨毛癌などの転移性肺腫瘍、Wegener肉芽腫などでみられることがある。
49.解答 b,d
a.誤:左房発生が3/4と多い。
b.正:心房中隔から発生し付着することが多い。
c.誤:高エコーとなることは少ない。
d.正:短い茎を有する。
e.誤:出血に伴う石灰化がみられることがあるが頻度は少ない。
50.解答 c
a.誤
b.誤
c.正:非AIDS患者のX線像に加えて、多発性の小嚢胞性病変がみられることが多い。
d.誤:通常みられない。
e.誤:通常みられない。
(47〜50は厚生会小原病院・庭月野 浩会員)
51.解答 cは絶対正解とaor b
a.正or誤:有茎性ではほとんどのものがm癌。広基性では2cm以内はm癌で、5cmを越えるとsm癌の可能性が高くなる。亜有茎性では2cmを越えるとsm癌が多くなる。
b.正or誤:隆起由来と陷凹由来に分けると隆起由来のものは3cm未満はm癌が多く、陷凹由来の2cm未満はsm癌で2cm以上はpm以深との報告あり。
C.正:その通り。
d.誤:ひだの癒合は進行癌。
e.誤:胃壁の変形は、筋層への浸潤。
52.解答 d
a.正:好発部位は回盲部から右側結腸。
b.正:回腸末端部が60〜70%である。近位回腸が25%である。
c.正:虫垂(60%)、小腸(25%)、直腸(10%)
d.誤:好発部位は回盲部および上行結腸である。
e.正:萎縮型で直腸から左側結腸である。
53.解答 dor a(不適当?)
a.誤or正:隆起型でも有茎性であれば進行癌は存在しない。しかし、無茎性であれば1cm以上で進行癌の可能性有り。
b.正:有茎性なら進行癌はない。
c.正:その通り。
d.誤:無茎性早期大腸癌の側面像の特徴は無変形または、角状変形。孤状変形の一部は進行癌である。
e.早期大腸癌でもIIc型はある。
(51〜53は聖マリアンナ医科大学・星川嘉一会員)
54.解答 b,d
a.誤:スクリーニング法としてはUS、CT。SPIO造影MRIは精査に用いる。
b.正
c.誤:中、低分化型肝細胞では門脈血流がみられないが、境界病変では門脈血流は残っている。
d.正:小肝細胞癌≒高分化型肝癌と考える。腫瘍内脂肪変性、細胞密度の増加、細胞の淡明化、銅の存在によりT1WIで高信号を呈す。
e.誤:脂肪沈着は高分化型肝細胞癌にみられることが多いが、中化型肝細胞でも脂肪沈着することがある。
55.解答 b,c
a.誤:腫瘍の間質部が遅延相で造影される。
b.正
c.正
d.誤:groove pancreatitisは十二指腸と膵頭部の間(groove)に比較的限局した膵炎で、十二指腸、膵内胆管の狭窄がみられる。
e.誤:慢性及び急性膵炎の両者でもみられる。
56.解答 b
a.誤:acoustic shadowは低エコーを示す。
b.正
c.誤:periportal abnormal intensityは、グリソン鞘の異常を反映しており、浮腫、細胞浸潤、細胆管増生などでみられ、原発性硬化性胆管炎に特異的ではない。
d.誤:胆管膵管合流の異常の診断はMRCPが優れており、CTで診断するとすれば、DIC.の三次元表示か。
e.誤:黄色肉芽性腫瘍胆管炎は胆嚢壁の肥厚が著明で、胆嚢癌との鑑別が困難な場合が多い。
57.解答 a,e
a.正
b.誤:胆嚢静脈血の大半は門脈を介さず、直接肝実質へ流入する。
c.誤:純コレステロール結石は、胆石の約13%。混合石が30%で最も多い。
d.誤:胆嚢ポリープが広基性の場合は悪性を疑う所見である。
e.正:磁器様胆嚢は慢性胆嚢炎の1つで壁の石灰化が特徴である。
胆嚢頚部まで壁が石灰化し、胆嚢管は閉塞していることが多い。
(54〜57は昭和大学横浜北部病院・市川珠紀会員)
58.解答 b,c
a.誤:モザイク構造は肝細胞癌に特徴的である。
b.正:しばしば出血による痛みやショックを生ずる。
c.正:ダイナミックCT早期相でしばしばみられる。
d.誤:石灰化はまれにみられるが、静脈石ではない。
e.誤:中心部のdelayed enhancementは胆管細胞癌によくみられる。
59.解答 d
*脾静脈と上腸間膜静脈が合流して門脈となり、門脈に流入する主な静脈は右胃静脈、胃冠状静脈(左胃静脈)、後上膵十二指腸静脈があげられる。
a.誤:
b.誤:脾静脈や横行膵静脈に流入する。
c.誤:上腸間膜静脈右側に流入する。
d.正:門脈後面、脾静脈と上腸間膜静脈の合流部から1.5cm〜3cmの範囲に流入する。
e.誤:右胃大網静脈と合流して胃結腸幹を形成する。
60.解答 a,d
a.誤:結腸軸捻転症で拡張した腸管ガス像がコーヒー豆を拡大した形を呈することがある。
b.正:腸管の部分的拡張のことで、虫垂炎、胆嚢炎でもみられる。膵炎の時は十二指腸ループ、横行結腸、空腸の拡張による。
c.正:前腎傍腔の炎症により腎周囲が明瞭にみられるようになる。
d.誤:気腹(pneumoperitoneum)の時(胃穿孔など)楕円形の透亮像がみられる。
e.正:膵液により横行結腸のスパスムが起こり拡張したガスが脾彎曲部でcut offされる場合がある。
61.解答 d
a.正:鉄沈着によりCT値は上昇する。
b.正:トロトラスト沈着によりCT値は上昇する。
c.正:銅沈着によりCT値は上昇するが、脂肪沈着により低下する場合もある。
d.誤:アミロイド沈着によりCT値は低下する。
e.正:糖原沈着によりCT値が上昇する時と脂肪沈着により低下する場合がある。
(58〜61は市立豊中病院・石田 毅会員)
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