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62.解答 a,d
卵巣腫瘤性病変のMRI診断において、内容物がT1強調像で高信号かつT2強調像で高信号の中に部分的あるいは全体が低信号(shading)である嚢胞性病変、またはT1強調像で高信号を示す嚢胞が多発かつ集簇(multiplicity)して認められる場合(いずれにおいてもT1強調像での高信号が脂肪によるものではない場合)には子宮内膜症性嚢胞と確定診断することができる。
よって、設問中のaとdが正解。T1、T2 強調像両者における低信号は線維組織などを、T1、T2 強調像ともに無信号の場合は強い石灰化や血流または空気などを示唆し、T1強調像で低信号かつT2
強調像で高信号の場合は液体成分を示唆するが、いずれの信号強度も子宮内膜症性嚢胞の診断にはつながらない。
63.解答 e
子宮頚癌のstage IIIb は、『骨盤壁に達している癌、または腫瘍による尿管狭窄で水腎症、無機能腎のあるもの』とされている。この設問は、内診上IIIbが疑われている子宮頚癌の治療方針を決定する上で必要な画像診断法を問うもの。造影CTは腫瘍の進展範囲、尿管との関係、リンパ節腫大の有無、遠隔転移の有無を評価する上で必要。
MRIは子宮頚癌の局所進展を評価するのに最も精度の高い画像診断法である。隣接臓器浸潤(stage IVaとの鑑別)の評価には膀胱鏡や直腸鏡が行われる。排泄性尿路造影は、水腎症の有無や尿管狭窄部位の評価に用いられる。子宮内腔の状態や卵管の開通性を見る子宮卵管造影は不必要である。
64.解答 c,e
膀胱腫瘍の有無をCTで診断するためには、
(1)膀胱壁を伸展させること
(2)膀胱壁や腫瘍と内腔とのコントラストをつけることが必要である。
設問中のa〜c は、膀胱内に陰性または陽性造影剤を注入することにより、膀胱壁を伸展させコントラストを得る方法である。膀胱内の尿と混じることのない空気とオリーブ油が一般に用いられる。水溶性造影剤は尿で希釈されてしまう。濃度が低ければコントラストが得られず、逆に高すぎると小さな病変は隠されてしまい、その濃度調節が難しく確実性に欠ける方法である。設問のdとeは、膀胱内の尿(水濃度)に対して膀胱壁や病変の濃度を高めてコントラストを得る方法である。造影剤静注後に腎で濃縮された造影剤が膀胱に流入する前に撮影しなければならないため、造影Dynamic
CTの早期像は有用であるが、造影CTの超晩期像は不利である。
(以上62〜64は公立豊岡病院・川上光一会員)
65.解答 a
a.誤:腎が正常の腎の形態を成さず、嚢胞で置換される。患側腎の機能はない。両側性では腎機能が失われ、生存できない。
b.正:両側腎に多発性嚢胞がみられ、両側腎は肥大する。
c.正:嚢胞が見えることは少ないが、両側腎は肥大する。
d.正:両側腎には多発性嚢胞がみられ、それが癌化する。
e.正:両側腎に血管筋脂肪種をみる。
66.解答 b
a.正:有名である。
b.誤:嚢胞の石灰化、出血後の石灰化がないわけではないが極めて稀である。
c.正:vas deferensの石灰化は糖尿病患者によくみられる。
d.正:30歳過ぎより認められる。尿管結石との鑑別が問題となる。
e.正:よく経験される。尿管結石との鑑別に苦慮させられる。
67.解答 d
a.正:70%がidiopathic atrophyである。
b.正:25mm、30mm以上との報告が多いが、2mm以上はそれを含む。
c.正:Cushing症候群(副腎過形成、腺腫を含むと定義する。下垂体腺腫によるものはクッシング病であるので“誤”との立場はとらない)の60%が下垂体腺腫による。
d.誤:原発性アルドステロン症は70〜80%が過形成である。
e.正:日常診療上よく経験されている事実である。
(以上65〜67は函館中央病院・藤田信行会員)
68.解答 b,d
a.誤:一般にはbare stentが用いられる.
b.正:脳塞栓症で局所血栓融解術の適応となるのは一般的には3〜6時間以内とされている.“明らかな低吸収域”の定義が不明確ではあるが,少なくとも6時間以内では“淡い低吸収域”程度である.また,問題文では脳血栓症となっているが,これは局所血栓融解術自体が適応とはなり難い.
c.誤:腎動脈狭窄は金属ステント留置の良い適応となり得る.
d.正:バルーンPTA時の医原性内膜剥離の場合などには極めて有用である.
e.誤:近位のみをゼラチンスポンジ細片で閉塞させるのは無理.コイルを用いる.
69.解答 b,c
a.正:TAEは骨盤骨折に伴う後腹膜出血に対する第一選択の治療法である.ゼラチンスポンジ細片や金属コイルを用いる.
b.誤:急性硬膜下出血の原因としては,架橋静脈の損傷の他に中硬膜動脈が関与している場合もあるが,通常は塞栓術の適応とはならなず,開頭術にてこれを除去する.
c.誤:無理である.
d.正:術中の出血量を減ずる目的で術前にゼラチンスポンジ細片にて行う.
e.正:腎実質外の動脈破裂では,外科的手術が施行されることがあるが,腎実質内の場合は,健常部を温存しうるTAEが適応となる.ゼラチンスポンジ細片,金属コイルなどを用いる.
70.解答 C
a.正:文章どおり正しい.
b.正:動注療法では標的臓器での吸着や代謝・排泄などにより全身に回る薬剤濃度が抑制され,同量の全身投与に比べ全身的毒性が減少する.ただし,四肢などでは薬剤の吸着はあるものの代謝・排泄に関与しない場合もある.
c.誤:感染その他のトラブルが生じた場合を除き,原則として摘出はしない.
d.正
e.正
コメント:出題は“動注化学療法”となっているが,選択枝の内容から,肝腫瘍に対する抗腫瘍剤の動注療法として解答して差し支えないようだ.
e.は肝動注に通常施行される手技である.
(以上68〜70は岩手県立中央病院・及川 茂夫会員)
71.解答 b,d
a.誤:リニアック、マイクロトロンといった電子線照射専用装置以外でも可。
b.正:有効飛程はおよそE/3(cm)
c.誤:浅在性病変に適している。
d.正
e.誤:陽子線ではブラッグピークがある。
72..解答 c,e
低LET放射線はX線、γ線、β線、陽子線
73..解答 c
a.誤:外照射(組織内照射併用も)
b.誤:外照射、声門上癌では手術も
c.正
d.誤:外照射
e.誤:手術または外照射
74.解答 c,d
a.誤:増殖死が主
b.誤:in vitroでは数時間以内、晩期反応組織では6時間以上かかる。
c.正
d.正
e.誤
75.解答 c,e
a.誤:マイクロ波は浅在性腫瘍が主
b.誤:42.5℃以上
c.正:増感効果のあるものとしてはMMC、BLM、CDDP等
d.誤
e.正
(以上71〜75は埼玉県立循環器呼吸器病センター星 章彦会員)
76.解答 b,e
減少傾向にあるものは、胃癌、子宮癌
増加傾向にあるものは、乳癌、肺癌、直腸癌、結腸癌、前立腺癌、胆嚢癌、膵臓癌
77.解答 b
acute reaction 最初の照射後数時間から軽度の頭痛、嘔気がみられることがある。BBBの透過性亢進による脳浮腫が原因と考えられている。
early-delayed reaction 一過性の神経症状の悪化、頭痛、無気力、元の神経症状の増悪、傾眠など。照射終了後
1〜12 週以内(通常8週程度)から出現し、その後4ヵ月程度で自然消退する。長期記憶力の低下が照射後 1〜2ヵ月から 4〜8ヵ月頃まで見られることがある。
oligodendrocyte の増殖や BBB の変化による一時的な脱髄が原因とされる。late-delayed reaction
白質の変化(無症状)から脳萎縮、出血性の毛細血管拡張、行動障害、視床下部―下垂体機能障害、致死性の脳壊死まで病態、重症度は様々。稀に動脈の閉塞や二次性発癌が起こる。
78.解答 b,e
a.誤:通常は対側肺門は照射野から外す方が望ましい。
b.正:RTOG/ECOG などの複数のトライアルで化学放射線療法の有用性が示されている。
c.誤:小細胞癌では、初回治療で CR の症例において PCI の有用性が示されている。
d.誤:1回線量を大きくするとは、晩期有害事象が増強する可能性がある。
e.正:米国では1回 1.5 Gy 1日2回照射、総線量 45 Gy が標準になりつつある。
79.解答 c
a.誤:腔内照射の適応は T1-2 が原則。
b.誤:食道潰瘍の発生頻度を減少させるために、1回線量 4 Gy 程度が望ましい。
c.正:施設間で相違があるが、少なくとも上縦隔も照射野に含める「べき」でる。
d.誤:concomitant chemoradiation が標準治療である。
e.誤:表在癌でも、mm3 癌以上は内視鏡的粘膜切除術では治癒困難である。
80.解答 e
a.誤:腋窩リンパ節転移の有無は乳房温存の適応に影響しない。
b.誤:日本の報告では 90%を越えるものが多く、欧米の成績より良好である。
c.誤:外頭側に好発する。
d.誤:日本では 40 歳台後半に発症のピークがある。
e.正
(以上76〜80は京都大学大屋夏生会員)
81.解答 b,d
a.誤
b.正
c.誤
d.正:直腸障害1.5〜35%, 膀胱障害1.5〜15%
e.誤:10〜25%程度の5生率。
c.の文章では、単に”膀胱浸潤”とあります。UICC,1997では膀胱粘膜浸潤とあり”粘膜”が抜けているから”誤”という事なのでしょうか? 参考までに、子宮頚癌取り扱い規約(改定 第2版)、「分類にあたっての注意事項」(4)には”リンパ管
造影、動・静脈撮影、腹腔鏡、CT、MRI等による検査結果は治療計画決定に使用
するのは構わないが、進行期の決定に際しては、これらの結果に影響されてはならな
い。その理由は、これらの検査が日常的検査として行われるには至っておらず、検査
結果の解釈に統一性がないからである。”とあります。出題の意図が良くわかりません。
82.解答 d
a.正
b.正
c.正
d.誤:線量率効果のため、低線量率の0.58〜0.59倍のA点線量が照射される。
e.正
83.解答 c,e
a.正
b.正
c.誤:45Gyの全骨盤照射後、逆行性膀胱造影を行い腫瘍部位または全膀胱に20Gy程度のブーストを4門または回転照射などにより加える。
d.正
e.誤:予防的な意味では、傍大動脈リンパ節への照射は行わないのが通常。
84.解答 c,e
a.化学療法主体
b.古典的には手術、MALTリンパ腫ではピロリ菌の除菌療法
c.放射線治療
d.化学療法後に照射。放射線単独でも局所制御率は85%、しかし、systemic failure 多い。
e.放射線治療
MALT(mucosa-associated lymphoid tissue)は消化器や呼吸器などに付属したリンパ組織で、MALTリンパ腫はlow-grade
B-cellであることが多い。現在までの経験では、局所療法のみで治癒が得られる場合が多いとされている。発生部位は胃、甲状腺、唾液腺、乳腺、膀胱などいろいろですが、口腔は見当たりませんでした。随分マレなのでは?
85.解答 c
a.正:肺はTBIのdose-limiting normal tissue である。発生率は線量率、1回線量、総線量で異なる。
b.正:肝中心静脈の内皮細胞をターゲットとするveno-occlusive disease が引き起こされる。10〜20%。
c.誤:
d.正:20〜30%。
e.正:ほぼ必発。
溶血性尿毒症症候群(HUS)がTBIの合併症の項目に記載されている教科書もあります。HUSとTBIの関係は議論のあるところでは?
(以上81〜85は市川総合病院・青柳 裕会員)
86.解答 b,c
a.正:原子核から放出される電子であるβ線は組織透過力が弱いことから主に核医学的治療に用いられる。γ線は波長の短い電磁波で物質透過能力が大きいことから体外計測に用いられる。
b.誤:シンチグラフィは体内に投与したRIから放出されるガンマ線を体外のガンマカメラで検出し、映像化する。
c.誤:99mTcの物理的半減期は6時間と短い為、親核種の半減期が長く娘核種の半減期が短く更に両核種の化学的性質が異なる99Mo-99mTcジェネレーターを用いる事によってサイクロトロンから離れた施設でも99mTcを使用することが出来る。
d.正:断層面像を再構成する為に患者体内のRIから放出されるガンマ線を多方向から収集する。
e.正:小型サイクロトロンで生産される11C、13N、15Oは生体構成元素の同位体であるため水・酸素・アミノ酸等の代謝物質に標識し、撮像することにより生理的、生化学的情報の画像化が可能である。
87.解答 d
a.誤:99Moはβ−崩壊し99mTcになる。
b.誤:99Moは半減期65.9時間であり、87%が半減期6.01時間の99mTcになり、13%が99Tcになる。
c.誤:99mTcは140KeVのγ線を放出して99Tcになる。
d.正:99Mo-99mTcジェネレーターは99MoO4−を吸着させたアルミナカラムに生理食塩水を通すことによって99mTcO4−のナトリウム塩として溶出される。
e.誤
88. 解答 d
a.誤:鎮静剤が必要な場合は興奮状態であり、鎮静剤投与により血流低下を招き、正確な脳血流を反映しなくなる。
b.誤:血行力学的脳虚血の重症度はアセタゾラミド負荷脳血流SPECTの定量的検査で重症度を評価する。
c.誤:99mTc-HMPAOは基底核の描出が強い傾向にあり、123I-IMPは小脳の描出が弱い傾向にあり、99mTc-ECDは後頭葉内側皮質が高い傾向にある。
d.正:luxury perfusionで99mTc-ECDは脳内の取り込みに必要なエステラーゼ活性が欠如するため低血流として描出される。
e.誤:脳血管拡張作用を有するアセタゾラミド負荷の脳血流SPECTにより脳循環予備能を正しく評価できる。
89.解答 c,e
a.誤:133Xeは難溶性の拡散型不活性ガスである。
b.誤:133Xeは麻酔作用を有するが、通常使用濃度では人体への影響はない。
c.正
d.誤:肺からの洗い出しパターンは5つの対数成分からなる。
e.正
90.解答 d,e
a.誤:心RIアンジオグラフィでは心動態の評価が可能であるが、投与しデータ処理の後結果が表示される。
b.誤:運動負荷心筋血流イメージングでは血流製剤投与後1分間負荷を継続する。
c.誤:99mTc心筋血流製剤は201Tlに比べ摂取率は低いが、エネルギーが高く短半減期なため大量投与が可能であり高画質が得られる。
d.正:高度虚血病変では心筋虚血が解除した後に123I-BMIPP心筋集積異常が高頻度に出現する。
e.正:右−左短絡では99mTc-MAAを投与すると、短絡したRIは体循環動脈で集積し、肺でも集積する。両者の割合からシャント率が計算可能である。
(以上86〜90は掛川市立総合病院 大川賀久会員)
91.解答 c
a.正:運動または薬物(ジピリダモール)負荷による再分布法、再静注法、または安静時再分布法などにより判断する
b.正:虚血心筋では、空腹時においても心筋の糖利用が生じるため、心筋に取り込まれる
c.誤:肺換気シンチグラフィに利用される核種である
d.正:右心機能評価には、99mTc-HSA-Dや99mTc-RBCを用いた心プールシンチグラフィが用いられる。
e.正:壊死心筋のミトコンドリアに生じたカルシウム沈着によって、結合するとされている。
92.解答 d
a.誤:食後の胃液分泌により、胃粘膜への99mTcO4−の保持が困難になり、検出率が低下する。そのためH2-ブロッカーを事前に投与してから検査を行うこともある。
b.誤:99mTcO4−は、腎臓から排泄される。
c.誤:胃は静注間もなく(少なくとも5分後には)描出される。
d.正:小腸潰瘍や血管腫などによる出血やpoolingも、限局性陽性像を呈することがある。
e.誤:胃粘膜の粘液産生上皮細胞に取り込まれた後、胃内腔に分泌される。
93.解答 b,d
a.誤:心筋、腫瘍シンチグラフィ製剤
b.正:腎動態シンチグラフィ製剤
c.誤:肝受容体シンチグラフィ製剤
d.正:腎静態シンチグラフィ製剤
e.誤:心筋交感神経機能シンチグラフィ製剤
94.解答 b
a.正:飲水は血中クリアランスを早め、被曝を軽減させる。また排尿により、膀胱内のRIを出来るだけ除くことで、骨盤骨の評価を行いやすくさせる。
b.誤:通常、骨への集積は30〜40%である。
c.正
d.正:頚部では、甲状軟骨、舌骨への集積がしばしば認められる。
e.正:中高年女性に閉経後出現することのあるbenign hyperostosisによると思われる。
95.解答 c
a.誤:flare phenomenonは、治療開始後6ヵ月以内に生じることが多い。
b.誤:治癒過程での骨新生による集積増加を見ているもので、放射線治療後の骨病変の治癒過程でも起こりうる。
c.正:溶骨性骨転移(甲状腺癌、腎細胞癌、肺癌、悪性黒色腫など)および多発性骨髄腫などで認められやすい。
d.正:骨盤部放射線治療後の脆弱な仙骨に、外力が加わって、不全骨折が起こりうる可能性がある。
c.誤:flare phenomenonにより、治癒過程でも一過性に集積増加があり得る(a. b.参照)。
(以上90〜95は東京都多摩老人医療センター 長谷部伸会員)
96. 解答 b
CTにて短径が1cm以上のものをリンパ節転移と診断するのが一般的であり,これによると感度67%, 特異度8%, 正診率は78%程度であるが,18F-FDG
PETの場合感度100%,特異度98%,正診率99%との報告がある(1)。またMRIはCTと同等であるとの報告が多い。
(参考文献)
(1) Scott WJ, et al; J Thorac Cardiovasc Surg, 111: 642-648,
1996
97.解答 a,b
悪性腫瘍の中で67Ga citrateの集積率の比較的高いのは悪性リンパ腫,小細胞癌などの低分化癌,甲状腺未分化癌,悪性黒色腫,肺癌,肝細胞癌,上顎癌,精巣腫瘍であり,集積率の低いのは胃癌,大腸癌などの消化器癌,腎癌,膀胱癌などの泌尿器癌,卵巣癌などの女性生殖器癌である。
98.解答 a
a.正:悪性リンパ腫の全身検索(staging)がまず優先されると思われる。
b.誤 骨病変もガリウムシンチにて検索可能である。
c.誤
d.誤
e.誤
99.解答 a,e
a.正:異所性褐色細胞腫や転移巣検索,および甲状腺髄様癌の合併の有無をみるため局所および全身像を撮像する。
b.誤:アドステロール投与後7〜9日後に副腎部を背面より撮像する。
c.誤:通常は甲状腺はびまん性腫大を示し高集積となるが,機能性甲状腺腫(Plummer病)では結節に一致して強いRI集積を認め,正常組織のRI摂取は制限される。
d.誤:ヨード制限は不要である。
e.正:正常甲状腺組織を摘除する前の転移巣は,たとえそれが分化癌であっても診断量(74-185 MBq前後)の投与量では集積像として描出されることは少ない。
100. 解答 c,d
a.誤:ほとんど無効である。
b.誤:131I治療後に甲状腺ホルモンの補充療法を行う。
c.正:131I治療はX線造影剤使用2〜3週間後に行う。
d.正:131I-MIBG治療に先行して,化学療法が強力に行われた場合や骨髄への広範な転移を有する症例では骨髄抑制を生じる可能性がある。
e.誤:131I治療の適応は(1)抗甲状腺薬の副作用発現例,(2)抗甲状腺薬でのコントロール不良例,(3)服薬コンプライアンス不良例,(4)術後再発例,(5)患者自身の希望,(6)周期性四肢麻痺,心肺疾患,肝腎疾患,糖尿病などのため確実なコントロールが必要な例は良い適応である。絶対禁忌は妊婦,授乳婦である。
(97-100の参考文献))最新臨床核医学(改訂第3版) 金原出版 1999
(以上96〜100は大分医科大学 堀 雄三会員)
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