| 放射線科専門医認定二次試験(治療)解答 31〜55 |
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31.解答 c, e
a.正。日本では扁平上皮癌が95%程度だが、欧米では腺癌が50%程度を占める。
b.正。
c.誤。増えておらずむしろ減少している。
d.正。
e.誤。生存率の改善は得られていない。
32.解答 a, e
a.正。
b.誤。そのような分析はおこなわれていないのでは・・・
c.誤。70歳以上の高齢者や全身状態が不良の患者にまで化学放射線療法の優位性
が確立されている訳ではない。
d.誤。有効性が確立されているのはT1T2症例か外照射によく反応した症例。
e.正。
33.解答 b
a. 正。70歳以上の高齢者や全身状態が不良の患者にまで化学放射線療法の優位性が確
立されている訳ではない。
b.誤。食道粘膜下5mmで行われる。
c.正。
d.正。
e.正。
34.解答 c, d
a.誤。高齢者では化学放射線療法の優位性は確立されていない。
b.誤。15%前後である。
c.正。胸部放射線治療とゲムシタビンの併用は日本では禁忌となっている。
d.正。
e.誤。鎖骨上窩は必ずしも含めなくて良い。
35.解答 d
a.正。
b.正。
c.正。
d.誤。シスプラチンとエトポシドの2剤併用が一般的である。
e.PCIは25Gy/10fから36Gy/18~24f程度が推奨されており、1回線量は2.5Gy以下が推奨されている。
36.解答 b
a.正。
b.誤。不整形照射野の代表される計算アルゴリズムにはClarkson法がある。これはある媒質中の点における線量は一次線と散乱線の和になるという理論に基づいている。一次線と散乱線成分を分離して計算するのであるが散乱線成分は均質なファントム(水または水等価固体)を用いた実測データに基づいた実測ベースの計算アルゴリズムである(correction-based)。Convolution法やSuperposistion法は放射線ビームの通過領域である不整形照射野内を計算対象とすることで不整形照射野計算を行っている(model-based)。従ってこれらのアルゴリズムによる計算結果は均質物質では同等だが不均質物質では異なる。散乱電子の密度補正が考慮されるアルゴリズムかどうかで特に胸壁、肺野内、腫瘍内の線量分布が大きく異なってくる。
| 線量計算アルゴリズムの簡易比較 |
| 計算アルゴリズム |
照射野計算精度 |
計算時間 |
| 均質領域 |
不均質領域 |
不均質領域境界 |
| Clarkson法 |
高い |
低い |
低い |
短い |
| Convolution |
高い |
低い |
低い |
短い |
| Superposition |
高い |
高い |
低い |
長い |
| Monte Carlo |
高い |
非常に高い |
高い |
非常に長い |
c.正。
d.正。parallel organとはある臓器における照射された領域の損傷が他部位により代償される臓器のことであり、肝、肺、腎などが当てはまる。serial organとは照射部位の損傷が他部位により代償されない臓器のことであり、脊髄はその代表である。
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以上、31〜36は村松樹里亜会員(福井大学医学部)
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37. 解答 c
a. 正:集学的治療の一つとして位置付けられている。
b. 正:GTVは肝実質内腫瘍と腫瘍栓である。
c. 誤:全肝照射での耐用線量は30Gyとされている。
d. 正:線量依存性が見られ、通常分割照射にて60〜70Gy以上の照射で高い奏効率が期待できる。
e. 正:肝不全は早期・晩期を問わず生じうる。
38. 解答 c, d
a. 誤:致命的な合併症を防ぐために膵断端は照射野から外す必要があるとされている。
b. 誤:1回の照射であり分割照射の利点である再分布現象は利用できない。
c. 正:術中照射の併用にて生存率が向上するとの報告がある。
d. 正:切除不能例であっても除痛効果は期待できる。
e. 誤:腫瘍の厚さに応じて12〜20MeVがよく用いられる。
39. 解答 d
a. 正:化学放射線療法が第1選択とされている。
b. 正:GTVは画像的に確認できる原発奏と腫大リンパ節となる。
c. 正:周囲の正常臓器の耐用線量を考慮すると、対向二門照射よりも三門照射や四門照射が推奨される。
d. 誤:膵癌は放射線感受性が低いが、消化管・肝臓・腎臓・脊髄など耐用線量の低い臓器に囲まれているため、通常分割照射にて総線量は多くても60Gyに制限されるのが一般的である。
e. 正:切除不能膵癌の5年生存率は1〜2%である。
40. 解答 d
a. 誤:子宮体癌に対する術後全骨盤照射にて、生存率の向上は示されていない。
b. 誤:子宮体癌に対する術後全腹腔照射にて、生存率の向上は示されていない。
c. 誤:卵巣癌に対する術後全腹腔照射にて、生存率の向上は示されていない。
d. 正:骨盤部リンパ節転移陽性例の子宮頸癌に対する化学療法併用での全骨盤照射にて、生存率の向上が示されている。
e. 誤:子宮頸癌に対する術後の全骨盤および傍大動脈リンパ節照射にて、生存率の向上は示されていない。
41. 解答 c, e
a. 正:直腸のBED(α/β=3)が100Gyを超えると直腸潰瘍が発生してくるとされる。
b. 正:子宮頸部腺癌は、扁平上皮癌よりも放射線に対する反応が遅いことが多い。
c. 誤:ネダプラチンは日本で用いられることが多い。
d. 正:欧米の臨床試験の成績は、日本の主な報告に比べ晩期有害事象の頻度が高い。
e. 誤:化学放射線療法による生存率の向上は約10〜20%と報告されている。
42. 解答 d
a. 正
b. 正
c. 正
d. 誤:T2b・Gleason Score 7またはPSA 10〜20ng/mlは中等度リスク群である。
e. 正
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43. 解答 c、e
a. 正
b. 正
c. 誤 急性の有害事象で最も多いのは膀胱刺激症状としての頻尿である.必ずしも膀胱障害ではない
d. 正 Gleason grading systemは腫瘍細胞の分化度、細胞異型を考慮せず、浸潤パターンや構造異型のみに着目して前立腺癌の形態を5段階に階層化する方法.前立腺癌の組織像の多様性を考慮して量的に最も優位なパターンとそれより劣勢なパターンの数の合計をGleason Scoreとしている.グリーソンスコアは1+1=2から5+5=10まで9段階があるが、針生検の診断ではGleason score 5-10の中にほとんどの腺癌がはいる.
e. 誤
44. 解答 aとe
a. 正 D90に投与される線量が100〜140Gyのとき再発率が増加するという報告がある.
b. 誤 さまざまなリスク分類がされているが,低リスク群はT1-2aかつPSA<10ng/mlかつGleason Score2-6とされることが多い.
c. 誤 PSA検診が普及するとPSA低値がふえる.
d. 誤
e. 正
45.解答 b
a. 誤 前問題aの如し
b. 正
c. 誤 治療後1年以内に何らかの原因で死亡された場合には,前立腺を摘出する必要があるので,ご家族の方には担当医に必ずご連絡するよう話する
d. 誤 医薬安第0313001 号通知では脱落線源の確認のための措置として、挿入後1 日間、患者を「管理区域とした一般病室」に入院させるとしている.
e. 誤 「前立腺密封小線源永久挿入治療カード」を常に財布などに入れて携帯してもらい,空港の係員に場合によっては連絡を取ってもらう.
46.解答 b
a. 正
b. 誤 前立腺浸潤はT3
c. 正
d. 正 低エネルギーX線・電子線による治療,モールドや組織内照射が行われる.
e. 正 陰茎癌に対してはT1でも最低60Gyは必要である.
47.解答 ?または e
a. 正 T3-4N0もしくは1が術前照射のいい適応である.
b. 正
c. 正
d. 正 一般に直腸癌の術前照射では局所制御率を改善させることが知られている.
e. ? ヨーロッパの3つのランダム化比較試験(EORTC22921, FFCD9203, Polish trial)ではいずれも生存率の改善は認められていない.いろいろ調べていたが,生存率の改善を認めたものはないとおもうが,a〜dは正なのでこれが誤か
48.解答 bとc
a.正
b.誤:単独では60〜70Gyが,放射線化学療法では晩期障害を考えて50〜60Gyが使われる.
c.誤:マイトマイシンC+5Fuが標準である.CDDPは有効との報告があるが,保険適応が無い
d.正:大腿骨頚部を含むため鼠径部は電子線に変更する.
e.正
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以上、43〜48は黒崎弘正会員(船橋市立医療センター)
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49. 解答 bあるいは正解なし
a. 誤:菌状息肉腫の全身皮膚電子線照射は最低6方向より照射する。
b. △:白血病・リンパ腫・骨髄腫−今日の診断と治療(中外医学社)p194-196
IPIは中高度悪性群(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)に開発されたものである。低悪性度リンパ腫(濾胞リンパ腫)の予後にも有用であるとする報告がある(JCO 1999;17:2499-505)。しかし、濾胞リンパ腫ではhigh-risk群に相当する症例がわずかしかないとも指摘している。
c. 誤:治療期間の延長は局所制御の低下につながる。
d. 誤:Hodgkin/Reed-Sternberg細胞の大部分は胚中心のBリンパ球由来である。
e. 誤: 低悪性度B細胞リンパ腫のStage IとIIは放射線治療単独が標準的である。Stage IIIとIVには標準的治療はない。化学療法(CHOP、R-CHOP、R、COPなど)が基本だが、無治療経過観察も選択肢の一つ。
50. 解答 b
a. CHOP3サイクル後に30〜45Gy
b. 全脳照射で40Gy、局所に10〜20Gy追加照射する
c. CHOP後CRなら30Gy、PRなら40Gy。
d. 眼窩MALTリンパ腫は照射単独20〜30Gyで95%以上の制御率
e. 予防部位は25〜30Gy、治療部位は35〜40Gy
51. 解答 c
a. 脊索腫の姑息治療で50〜60Gy
b. 巨細胞腫は45〜50Gyで80%の局所制御
c. 単発性骨髄腫は40〜50Gy/4〜5週で、40Gy以上で90%以上の局所制御が可能
d. 骨肉腫の姑息的治療で50〜60Gy
e. ユーイング肉腫は50.4〜55.8Gyを化学療法前の腫瘍範囲に照射する
52. 解答 c
a. 正:
b. 正:術後照射10.8Gy/6回を行う。
c. 誤:術後9日より遅れてはならない。
d. 正:
e. 正:肺転移には12Gy/8回の全肺照射を行う。
53. 解答e
正木英一先生の「神経芽腫の放射線治療」のサイトが参考になりました。
a. 正:
b. 正:
c. 正:MIBGシンチは遠隔転移の検出に対して用いる。
d. 正:
e. 誤:骨髄破壊的化学療法を前処置とした自家幹細胞移植療法においては術後照射20Gy/2.5〜3週を行う。
54. 解答a
a. 正:10Gy/5回
b. 正:20Gy/10回
c. 正:1回線量1.5〜2Gy、総線量20〜30Gy
d. 誤:1回線量3〜5Gy、総線量15Gy
e. 正:通常分割で30〜40Gy
55. 解答a
a. PTVの中心線量が25Gy/1回もしくは小分割照射を行う
b. 1回線量2Gy、総線量10〜20Gy
c. 1回線量2Gy、総線量20Gy
d. 総線量20〜30Gy/10〜20回
e. 1回線量1〜1.5Gy(週3回)、総線量10〜20Gy
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