| 放射線科専門医認定二次試験(診断・核)解答 31〜75 |
|
31.解答 b 32.解答 d 33.解答 e 34.解答 b 35.解答 d 36.解答 d |
|
以上、31〜36は 高桜竜太郎 会員(滋賀医科大学放射線科) |
|
37. 2ヶ月の乳児の腎疾患の画像所見を問う問題である。 【診断所見】 【解答】 【その他コメント】 38. 化学療法中の幼児の肺合併症に関する画像所見を問う問題である。 【診断所見】 【解答】 【その他】 【診断所見】 |
|
以上、37〜38は 河野 達夫 会員(獨協医科大学) |
|
39. 解答 d 乳腺MRI 脂肪抑制T2強調矢状断像、脂肪抑制T1強調矢状断像、脂肪抑制Gd造影T1強調矢状断像が提示されている。 T2強調像では比較的均一な高信号を呈する境界明瞭な類円型腫瘤であり、spiculaを伴う頻度の高い硬癌は除外される。 Gd造影後は均一な造影効果が認められ、嚢胞も除外できる。 過誤腫は脂肪を含む腫瘤として認められるが、組織像は脂肪、腺組織、軟骨などの含有量によりさまざまである。造影効果は低い場合が多く、図のような均一な造影効果を呈する症例はまれと思われ、除外とした。 問題となるのはc.粘液癌とd.線維腺腫である。T2強調像で高信号を呈し、内部に造影効果を認める病変として粘液癌は矛盾しないが、問題の症例は造影効果が均一に強く認められる点が非典型である。 典型的な線維腺腫はT2強調像の信号が一致しないが、遅延相では造影効果が均一で比較的強く見られる点では矛盾しない。線維腺腫のT2強調像の信号は内部の組成により異なり、線維成分が多いと低信号を呈するが、粘液変性を生じている場合は高信号を呈する。内部に造影効果を有する線維性隔壁構造が疑われる点からも、変性した線維腺腫がもっとも考えやすい。 40. 解答 a、e |
|
以上、39〜40は 鈴木美奈子 会員(昭和大学横浜市北部病院放射線科) |
|
41 a.×内科的治療で改善できない難治性腹水をカテーテルで静脈系内に誘導する治療。http://www.mihama-med.com/denver/denver01.html参照。 42. 解答 b 43. 解答 b 44. 解答 c 45. 解答 e a.×:末期には肝硬変に至るが、門脈瘤形成の報告はない。特有の肺病変もない。 |
|
以上、41〜45は 渡辺 佳明 会員(自治医科大学附属さいたま医療センター放射線科) |
|
46)肝右葉に比較的境界明瞭で辺縁平滑な巨大腫瘍が見られる。被膜構造は少なくともはっきりせず、また脂肪濃度や石灰化は同定できない。内部濃度は不均一で、単純CTにて出血を疑う淡い高吸収域も混在している。動脈相では辺縁主体に線状・点状の軽度の造影効果が見られ、後期相にても局在はやや異なるものの辺縁の造影効果が認められる。やや中心側に腫瘍血管と思われる線状の造影効果も疑われる。肝表には腫瘍からの出血と思われる液体が貯留している。 肝細胞癌(△);硬変肝のない若年女性である点を考慮すると、firstにするには無理があるように思われる。FL-HCCとしても分葉状形態や中心瘢痕、石灰化等の特徴的所見は見られない。 47)肝右葉(おそらくS5レベルか)に単純CTにて淡い低吸収、造影早期では中心の一部を除いてほぼ均一な強い造影効果を有する大きな腫瘍を認める。また明瞭なearly venous returnも見られる。平衡相では周囲肝実質に比して低吸収だが、上述の中心瘢痕様の領域のみ比較的強い造影効果が疑われる。境界明瞭、辺縁分葉状であり、脂肪や石灰化は明らかではない。 48)肝左葉外側区の大部分を占拠する巨大腫瘍を認める。単純CTでは大部分は淡い低吸収だが、出血を疑う高吸収域やwater densityに近い低吸収域も混在している。この比較的強い低吸収域は後期相まで造影効果を認めず、変性や壊死、中心瘢痕を見ているものと推測される。腫瘍全体の造影patternとしては早期相にてbright dot signが見られ、時間経過とともに明瞭なfill-inが確認できる。典型的な巨大血管腫の像と思われる。 49)肝右葉後区域にやや不整形なSOLを認める。T2強調画像では周囲肝実質に比してやや低信号、SE法T1強調画像では明瞭な高信号を呈している。GRE法-T1強調画像(dual phase study)ではin phaseに比してopposed phaseにて明瞭な信号低下が見られる。これらは脂肪の存在を示唆する所見である。 50)胃背側に類楕円形腫瘤を認める。胃漿膜とは辛うじて脂肪織の介在が確認できる。下段のCTは副腎がintactであることを指しているようにも思われるが、sliceからも断定はできない。 |
|
以上、46〜50は 楠 直明会員(天理よろづ相談所病院 放射線科) |
|
51. 解答: e 解説:biliary hamartomasの典型像と思われます。biliary hamartomas(胆管性過誤腫)はvon Meyenburg complexとも呼ばれ、病理学的には線維化を伴った内腔の拡張した小胆管の集簇からなる胆管の発生異常です。提示画像は増強効果の指摘できない多発する微小嚢胞性病変の所見で、a:metastases、 b:hemangiomas、 c:peliosis hepatisは考えにくい。また肝内胆管に沿った分布でないことからは、d:peribiliary cystsも考えにくい。尚、c:peliosis hepatis(肝紫斑病)は肝実質内に血液で満たされた嚢胞性病変が出現する稀な疾患で、慢性消耗性疾患やステロイド治療後等に発生することが多いとされており、画像所見は血管腫との鑑別は困難とされています。 52. 解答: a 解説:Caroli病の典型像と思われます。Caroli病(先天性肝内胆管拡張症)は、肝内胆管の嚢状の拡張を来たす稀な疾患(男女比3:1)で、多くは小児期から成人期に細菌の上向感染による胆管炎や肝膿瘍あるいは胆石による症状で発見されます。提示症例の臨床症状は本疾患に合致します(年齢はやや高い)。画像所見は肝内胆管の嚢状の拡張による多発性肝嚢胞性病変であり、嚢胞内部には門脈が良く増強される点状あるいは線状構造として同定され(central dot sign)、Caroli病に特徴的とされています。提示画像は典型像であり、他の選択枝を考慮する必要はないと思います。 53. 解答:e 解説:提示画像で見る限りではmassの形状はぶどうの房状とは言いがたく、また主膵管との交通の有無も言及困難であるが、massの性状は拡張した管腔内に乳頭状の腫瘤を有しているようにみえ、また主膵管の拡張を伴っており、”可能性が高いもの”ということで提示画像の全ての所見を一元的に説明可能なe:分枝型IPMNを選びます。a:仮性嚢胞は膵実質・膵周囲・主膵管に急性・慢性膵炎の所見なく、b:漿液性嚢胞腺腫は主膵管の拡張が説明できず、c:粘液性嚢胞性腫瘍は通常膵体尾に発生する線維性被膜に覆われた単発性嚢胞性病変であり、d:主膵管型IPMTは主膵管外の病変の説明ができず、各々考えにくいと思われます。 54. 解答:b 解説: いわゆるincidentaloma(偶然発見される副腎腫瘤)の症例です。incidentalomaで最も多いものは無機能腺腫であり、現実的にはc:静脈血サンプリングやe:131-I adosterol シンチグラフィが必要になることはあまりないと思われるが、適切でないものを一つ選べとの事なので、最も適切でないb:副腎動脈造影を選択します。 a: 肺癌の転移性病変の検出に有用であり、適切である 55. 解答:c |
|
以上、51〜55は 松浦 秀司 会員(九州大学) |
|
56. 解答:b、e a.正:本症は胎生期初期に下大静脈が形成される過程で、内精索静脈となるべき下主静脈 subcardinal vein (尿管の前方にある)のみが残り、発達して下大静脈となる場合に生ずる。 57.解答:c 解説:極めてhypervascularな後腹膜腫瘤の所見です。c:paragangliomaとして特徴的な所見と思われ、”hyervascularな後腹膜腫瘤 = paraganglioma”と試験対策的に1対1対応の理解をしていれば特に悩まないとは思いますが、提示症例は大動脈とほぼ同程度の極めて強い濃染を呈し、嚢胞変性や石灰化等も見られない為、(試験時間内の限られた時間内では)提示された画像のみで血管性病変(d.e)を否定することは難しいかもしれません。MRI (paragangliomaはT2強調像で強い高信号、血管性病変ではflow void)やUS所見等の他画像の提示があった方が良かった様に思われます。a:liposarcomaは通常巨大腫瘤として発見され、非特異的CT所見を示すことが多く(脂肪肉腫は画像的に脂肪成分が同定できなくても否定はできない)考えにくい。b:schwanomaはhypovascularでありこちらも考えにくいと思われます。 |
|
以上、56〜57は 松田 健 会員(アルメイダ病院) |
|
58. 59. (その他) 60. (解答)? e. aggressive angiomyxoma ? (その他) |
|
以上、58〜60は 富松 英人 会員(岐阜市民病院 放射線科) |
|
61. 62. 63. 64. 65. |
|
以上、61〜65は 影山 広行 会員(北海道大学病院) |
|
66. 解答:c 67. 解答:c 68. 解答:e 69. 解答:b(可能性が高いものという観点で) 70. 解答:b |
|
以上、66〜70は 沖崎 貴琢 会員(旭川医科大学) |
71.解答:d 72.解答:e 73.解答:b 74.解答:d 75.解答:d |
以上、71〜75は 小池 泉 会員(横浜市立大学附属病院) |
|
|