JCRスキルアップ・リクルート支援委員会について
岩手医科大学放射線科 曽根 美雪
女性医師は年々増加しており、若い世代では30%を超えています。医師不足が話題の昨今、女性医増加は、医師不足を加速させる一因として、なかばネガティブなイメージをもって注目されています。このような現況のもと、放射線科専門医会・医会(JCR)は、女性放射線科医が仕事を続けられる環境の整備、離職した女性医の復職支援を目的として、2005年に“女性会員スキルアップ・リクルート委員会”を組織しました。
女性は、結婚や出産といったライフステージの変化により、働き方の変更を余儀なくされることが多いといえます。しかし、その変化の程度や期間は、個人のおかれた状況により様々であり、一つのロールモデルで括ることはできません。また、子育て中に生活が変化するのは男性医師も同様であり、そのほかにも自身の健康の問題や家族の看護、介護など、ワーク・ライフ・バランスの危機に直面する時期は誰にもあり得ます。放射線科は、もともと多様な働き方が可能な科ですが、この特長が有効に活用されるよう情報発信するとともに、支援する側の医師の負担にも配慮していく必要があります。スキルアップ・リクルート委員会は、現状調査により放射線科の職場環境の特長と改善すべき点を明確にし、性別や年齢に関わらず、放射線科医の仲間達が働きやすい環境をめざして、提案を行っていきます。

