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女性放射線科医の一週間 |
JA北海道厚生連帯広厚生病院放射線科 菊池 穏香
自己紹介
みなさん、はじめまして。
私は青森県に生まれ(写真は北八甲田連峰。夏は緑生い茂る山々も、冬は深い雪に覆われます)、福島県立医科大学医学部を卒業。北海道大学の初期研修プログラムを修了後、同大放射線科に入局し、現在、帯広厚生病院に勤務する、放射線科医1年目です。
これから進路を決めようとしている研修医・学生の皆さんに、放射線科医1年目の生活をご紹介出来ればと思います。
私の一週間
出勤時間は8:30。病棟業務(IVR・放射線治療合わせて数人~20人弱が入院しています)、IVR等の検査・治療(毎日行われています)、読影が主な勤務内容です。平日は、放射線診断医(3人)+私で時間外の依頼読影やIVR当番を行い、週末は治療の先生も含めて5人で当番を回しています。
帰宅時間は、19~22時くらいです。当直は病院当直が月1回あり、当科担当は1次救急となっています。
月曜:午前中はIVR or 読影。検査によっては、写真のように1人で最初から最後までやらせていただいています(もちろん、そばには指導医がいますヨ)。なるべく、午前中に病棟を回りたいのですが、IVRの内容によっては、回診が午後になってしまうことも。また、当科外来で動注療法を行っている方のリザーバー穿刺も仕事の1つです。CVポート挿入も当科の仕事で、非造影透視下での胸郭外穿刺法やエコーガイド下穿刺法で行っています。夕方からは、その日1日分の読影チェックがあり、チェックが終わると業務終了です。夕方に消化器カンファ・乳腺カンファがあるときは、参加するようにしています。
火曜:RFAが比較的多いのが、この曜日。ときどき、オペ室出張RFAもあり、慣れない場へ行くので緊張します…。10時からは放射線科総回診があり、なるべく行くように心がけていますが、検査と重なり行けないこともしばしば。放射線治療をメインで研修している月はRALS(子宮腔内照射)も行っています。
水曜:午前中はIVR or 読影。11:30からは放射線治療カンファ。技師さんと一緒に、照
射範囲があっているか確認します。また、夕方には、呼吸器内科とのカンファもあり、情報共有の場となっています。肝臓カンファがあるのも、この曜日。内科・外科・放射線科で集まり、治療方針を決めています。
当科では全件読影を行っていないので、「朝一読影」というシステムが存在します。翌日朝8:30までに必ず読影してほしいという画像(外来でのフォロー症例が多いです)が、担当医師に伝えられ、読影する、というシステムです。私の担当は、水曜日なので、夕方17:00頃から、「朝一読影」の仕事があります。赴任して間もない頃は、1件の読影スピードが遅かったので、数十件あるときは、かなり時間がかかってしまいましたが、最近は、以前よりは、サクッ、サクッと読影!?できているカナ…
木曜:やはりIVR or 読影、病棟業務がメインです。木曜日はカンファがないので、比較的早く帰れる日でもあります。
金曜:週1回、核医学の先生がいらっしゃる日。午前中は前もって読影した画像をチェックしてもらいます。核医学は、検査の種類も多く、また、想像以上に奥が深い!
午後は、乳腺の生検をしています。うまくエコーで描出できなかったり、穿刺が思うようにいかなかったりと、まだまだ勉強中ですが、マンモグラフィなど他のモダリティと比較したり、病理結果と対比したりと、いい勉強となっています。
夕方は週末に備えて、カンファが行われています。また、月1回、神経カンファがあります。日常業務では脳神経外科・神経内科の症例は読影する機会がほとんどないため、とても勉強になる時間です。
土日は、当番週以外は、学会発表をさせていただいたり、研究会に参加させていただいたりしています。これは、とても貴重なことです。外病院で研修していると、なかなか土日の融通が利かないことも多いとは思いますが、時間を見つけて、積極的に“外の風”に触れることをお勧めします。また、友人とおしゃべりしたり、趣味を楽しんだり、と息抜きすることも、仕事を充実させるためには、重要かな、と思います(写真は、雨竜湿原にて。大学から始めた山登りですが、いいリラックスに。下山後の温泉は、はずせません)。
「女性放射線科医の一週間」というタイトルですが、後期研修中なため、性差を気にせず勉強したいナ、というのが本音です。ただ、当院の上司は皆さんとても優しいので、男性放射線科医として研修するよりは随分、優遇してくださっていると思いますが…
女性にとっては、結婚や出産をした後に、その科の女性医師がどのように働いているのか、進路を決めるときに気になることがあると思います。放射線科は、女性であっても、男性であっても、他科に比べると、自分の状況に合わせて仕事がしやすい科なのではないかと思います。
なかなかうまくいかないこともありますが、楽しく、充実した日々を送っています。周りへの感謝の気持ちを忘れず、仕事をしていけたらと思っています。

↑放射線科スタッフ、研修医も

